なぜ再起力をやっているのか
更新日:2026-08-10
このサイトは、崩れても戻る力 ―― 再起力について書いている。
ただ、書いてある内容より先に、書いている人間が何者なのかを知りたい場合もあると思う。この記事では、なぜ自分がこれをやっているのかだけを書く。
先に言っておくと、何かを成し遂げた人間ではない。今も崩れる日がある。
自分の人生で、充実していた時期はいつだったか
やりたいことは一つで、自分の目標に向かって一生懸命頑張る、という生き方をする人を増やしたいと思っている。
正直、いまの時代は無理に頑張らなくても、それなりに楽しく過ごせると思う。スマホを開けば無料で時間は埋まるし、自分もそういう時間は普通に楽しい。このままでいいのかな、と思うこともある。
ただ、あるとき自分にこう問いかけてみた。
自分の人生で、充実してたな、やりがいがあったな、と思えたタイミングっていつだろう?
真っ先に浮かんだのは、大学の部活でヴィオラに本気で打ち込んでいた時期だった。
それまでは、正直なんとなく過ごしてきた。二十歳の成人式の日に、周りが一生懸命なのを見て「このままでいいのかな」と思ったのが、たぶん最初のきっかけだったと思う。それから頑張ってみようと思うようになって、初めて何かが身についたとき、今までにない達成感があった。
うまくいかない時もあったし、しんどいと思ったことも何度もある。それでも、振り返って真っ先に出てきたのは、この時期だった。
だから、こう思っている。
たとえうまくいかなかったとしても、目標に向かって頑張っていれば、最後に「自分の人生、楽しかった」と思えるんじゃないか。
社会人になってから、それが難しくなった
ところが、社会人になってから、この生き方が急に難しくなった。
会社に配属されると、自分で目標を定めて動くより、言われた作業をすることの方が多くなる。やりたいことよりも、会社の都合で動く時間が増える。これは自分だけの話ではなく、多くの人がそうだと思う。
自分の場合は、新人から2年目の12月まで、仕事が全くつまらない時期だった。評価もされていなかった。
だったら仕事の外で目標を立てればいい、という話になる。実際そう考えて、いくつか始めた。だが、そこにも壁が2つあった。
| 壁 | どういうことか |
|---|---|
| 時間的な制約 | 平日に自由に使える時間が、学生の頃とは比べものにならないほど短い |
| 疲労 | 仕事で疲れてしまって、やる気が起きづらい |
この2つは、気合いでどうにかなるものではなかった。そして、社会人でいるかぎり無くならない。
それでも、やっぱり自分で目標を立てて頑張るという生き方をしたい。この気持ちの方は変わらなかった。
続け方は知っていたが、戻り方を持っていなかった
そこで、習慣術を一通り試した。if-thenルール、小さく始める、週4日以上やる。どれも理にかなっていたし、続けやすくなる実感もあった。
でも、結局うまくいかなかった。
しばらく続いても、残業が重なったり、二日酔いだったり、少し落ち込んだりした瞬間に崩れて、そのまま戻ってこられなくなる。
なんでだろう、と考えてみた。
答えは意外と単純だった。世の中の習慣術も、それをやっていた自分も、"どう続けるか"ばかりに意識を向けていて、"崩れた後にどう戻るか"には全く意識を向けていなかった。
続け方は山ほど知っているのに、戻り方は一つも持っていなかった。
止まったこと自体より、戻らなかったことの方が本当は問題だったんだと思う。
そこから、戻ることの方に意識を向けてみた。崩れるのは前提にして、崩れた後にどう立て直すかを先に考える。それを形にしたのが、このサイトで書いている再起力になる。
今の状態を正直に書いておく
うまくいくようになった、という話にはしたくない。
今も崩れる日はある。 残業が続けば予定は飛ぶし、疲れた夜にスマホを見て終わることもある。崩れなくなったわけではない。
変わったのは、崩れてから戻るまでの期間の方だった。以前は一度止まると数週間そのままだったが、今は翌日か、長くても次の週には戻れている。
もう一つ、正直に書いておきたいことがある。このやり方は、すぐには効かない。 自分の崩れる条件が見えてくるまで、記録を溜める時間が要る。数日で変わるものではない。
だから、このサイトには「これだけで変われる」という話は書いていない。書いているのは、自分が実際にやっていることと、崩れた記録の方になる。
同じように、頑張りたいのに続かない状態にいる人にとって、何か使えるものがあればいいと思っている。
次に読む記事
再起力そのものについては、知識編の最初の記事にまとめている。崩れても戻る仕組みとは何なのか、一般的な習慣術と何が違うのかは、そちらで書いている。