トップ知識編

KNOWLEDGE08 / 07

実際に運用しているマイルール ― スマホ・崩れた翌日・残業の日

更新日:2026-08-10

目次

タイトル内容
1マイルールの全体像ルールを持っている3つの状況
2スマホ対策のルール平日13時・休日15時に物理的に断つ
3崩れてしまった日の翌日のルール取り返す日ではなく整える日にする
4残業が多くなった日のルール5分でいい。残すのは作業量ではなく接点

2〜4章は、それぞれ「ルールの全体像 → 概要 → 作った経緯 → 適応してからの変化」の順で書いている。


マイルールは、状況ごとに分けて持っている。

「毎日これをやる」という形ではなく、「こういう状況になったら、こうする」という形で決めてある。崩れる条件が状況ごとに違うので、対処もそれぞれ別のものになる。

ここで出すのは、今の手元に実際に残っている3種類になる。作り方そのものは振り返り設計に書いた。


1. マイルールの全体像

NO状況
1いつも(スマホ対策)
2崩れてしまった日の翌日
3残業が多くなった日

以降の章で、この順に1つずつ見ていく。

3つとも、意志の強さを前提にしていない。 断つ・簡単にする・基準を下げる。どれも頑張りを必要としない形になっている。


2. スマホ対策のルール

ルールの全体像

場面運用
平日会社の昼休憩が終わる13時に、スマホをタイムロッキングコンテナへ入れる。翌朝まで開かない
休日15時までにスマホをコンテナへ入れ、翌朝まで触れない状態にする

ルールの概要

平日と休日で、断つ時刻を分けている。

家のネット回線ケーブルも、同じくコンテナへ入れる。スマホだけ断っても、PCと家の回線が残っていると、そちらへ流れるため。

平日を13時にしているのも、休日を15時にしているのも、理由は同じになる。どちらも、自分が崩れ始める時刻より前に置いてある。

ルールを作った経緯

最初は「見ないようにする」で済ませようとしていた。続かなかった。

集中が切れた状態で「見ない」を選ぶのは、判断力が一番落ちている時間に一番難しい判断を要求していることになる。だから、判断ではなく物理で止めることにした。

見ようとしても見られない状態を、まだ判断できるうちに作っておく。

ルールを適応してからの変化

変わったことは2つある。

1つは、夜の崩れが減ったこと。帰宅後に動画やSNSへ流れる日が減り、就寝時刻が前倒しになった。

もう1つは、「見るかどうか」を迷うこと自体が消えたこと。物理的に開かないので、判断の場面が発生しない。その分の消耗がなくなった。

ただし、コンテナを持っていくのを忘れた日は、今でも崩れる。手元に道具が無いとルールがそのまま機能しないので、ここはまだ埋まっていない。


3. 崩れてしまった日の翌日のルール

ルールの全体像

項目運用
位置づけ崩れた日は、習慣を立て直す日だと捉える
作業量普段よりも簡単にする
ネット断ち普段より早めて14時ごろにする
夜の過ごし方サウナに行くなど、ネット回線が無くても時間をつぶせる行動を入れる

ルールの概要

夜更かしをした翌日など、前日が崩れたときに使うルールになる。

崩れた翌日、自分がまずやろうとしていたのは、前日にできなかった分を取り返すことだった。普段より多めに詰め込んで、遅れを埋めようとする。

ただ、その日の自分は前日に崩れているぶん、しっかり眠れていない。頭が働いていない感じがあって、普段なら効いている自制が効かない。取り返すどころか、気づくとスマホをスクロールしている日のほうが多かった。

そうなると、責める対象が前日の分だけでは済まなくなる。「昨日もできなかったのに、今日もできなかった」と積み上がって、そこからまた崩れていく。翌日を取り返す日にすると、この流れに入りやすかった。

なので、この日は取り返しにいかない。やるのは、普段の習慣をそのまま持ってくるのではなく、今の自分が手をつけられるところまで削ったものになる。普段どおりの量でなくていいし、途中でやめてもいい。とにかく一度触れて、そこで終わりにする。

頭の中も、そこで止める。放っておくと「今週はだめだった」になり、「今月もほとんど進んでいない」になり、最後は「結局いつもこうだ」まで一気に行く。そこまで行かずに、「今日は崩れた」で置いておく。

崩れた翌日に取り返そうとして、かえって崩れが翌日へ続いていく悪循環を示した図

14時にネットを断つと、夜の時間が余る。ここを空けたままにすると、結局スマホを取り出す口実になる。サウナ・温泉・散歩のように、ネット回線が無くても成立して、かつ回復にもなる行動をあらかじめ決めてある。

ルールを作った経緯

これに気づくまでは、二日目も崩れるのを自分の粘りの問題だと思っていた。

そうではなく、一番動けない状態の日に一番重い量を置いていた、というだけだった。順序が逆になっている。だから翌日は「取り返す日」をやめて、「整える日」にした。

ルールを適応してからの変化

連続して崩れなくなった。

以前は1日崩れると二日目・三日目と続いていたが、今は1日で止まることが多い。崩れる日が無くなったわけではなく、崩れが伸びなくなった。

一方で、ネット断ちを14時へ前倒しするところは、守れない日がある。前日が崩れているぶん翌日の午後も判断が鈍っていて、時刻を早める側の一手が最初に抜ける。


4. 残業が多くなった日のルール

ルールの全体像

項目運用
作業のハードル普段より下げる。普段60分やっている作業でも、その日は5分でいい
残すもの作業量ではなく、習慣との接点

ルールの概要

残業が多くなった日は、その日の基準そのものを下げる。5分やれば、その日は達成として扱う。

5分でも触れていれば、翌日の再開は「続き」になる。0分にした翌日は「再開」になり、こちらのほうが重い。

ルールを作った経緯

このルールを入れる前は、疲れた日にも普段どおり60分でやろうとしていた。当然できない。そして、できないと分かった時点で0分を選んでいた。

60分か0分しかない状態で、疲れた日に選ばれるのは必ず0分になる。

それに気づいてから、間に5分を置いた。

ルールを適応してからの変化

0分の日が減った。

以前は残業が続いた週にまるごと手が止まっていたが、5分でよいことにしてからは、少なくとも何かしら触れる日が増えた。作業量としては大したことがなくても、翌日の入り方が変わる。